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敬老の日に考えたい 高齢者向けの防犯対策

 知識・ノウハウ
2026.9.14

家族で見直したい! 高齢者が安心して暮らすための防犯対策

敬老の日は、日頃の感謝を伝えるだけでなく、家族の暮らしを見直す良い機会でもあります。
高齢のご家族と同居されている方や、離れて暮らすご両親、一人暮らしの親御さんを持つ方の中には、「どのような防犯対策を考えてあげたら良いか分からない」というお悩みもあるのではないでしょうか。
近年は、侵入窃盗だけでなく、不審な訪問販売や電話による詐欺など、高齢者を狙った犯罪も後を絶ちません。
そこで今回は、防犯のプロの視点から、ご家庭で取り入れやすい防犯対策を8つご紹介します。

① 家族で「訪問者対応のルール」を決める

① 家族で「訪問者対応のルール」を決める

突然の訪問に対して、その場で判断するのは簡単ではありません。
例えば、
・知らない人が来た場合はすぐにドアを開けない
・用件はインターホン越しに確認する(カメラ付きインターホンの設置が効果的)
・ドアを開ける前に、ドアチェーンやドアガードをセットしてから開ける
・不安を感じたら家族へ相談する
・配達物はドアの前に置いてもらう
など、ご家庭であらかじめ対応ルールを決めておくと安心です。

② カメラの映像で相手を確認する

② カメラの映像で相手を確認する

カメラ付きインターホンは事前の抑止効果があります。不審者が来ても防犯カメラのモニター映像は、訪問者の顔を確認してから応対できるため、非常に便利です。
録画機能付きであれば、不在時の来訪者も確認できるため、不審な訪問が続いていないか把握しやすくなります。
最近では、スマートフォンから遠隔で映像を確認できる商品もあり、離れて暮らすご家族でも安心です。

③ 通報機能や音声案内付き機器を取り入れる

近年は、防犯ブザーや非常通報ボタン、音声で注意喚起を行う機器なども販売されています。
いざというときに周囲へ知らせたり、不審者を警戒させたりする効果が期待できます。
考えずに素早く使えるように、操作やボタンがシンプルな商品を選ぶことも大切です。


④ 代理応答機能付き電話で特殊詐欺に備える

固定電話やスマートフォンには、代理応答機能や自動録音機能が使える商品もあります。
電話に出る前に、相手へ録音の実施を案内することで、不審な電話を抑止する効果が期待されています。
オレオレ詐欺など、家族を語る電話もあります。家族だけが分かる合言葉を決めたり、通話後は必ず本人の電話番号に確認の電話をする習慣を作っておくことも大切です。


⑤ 見守り機器を活用する

離れて暮らすご家庭の場合は、見守り機器の導入も選択肢の一つです。
遠隔からカメラでご家族の様子を伺ったり、人の動きを検知するセンサーや、起床時間をはじめ生活リズムの変化を知らせたりする機能が搭載されているものが多いため、異変に早く気付ける場合があります。
急病やケガの際に通報できたり、家族と楽しくコミュニケーションできるツールにもなるため、スマートフォンを持たない、操作が難しいと感じるご高齢者様にも安心です。


⑥ 人感センサー式のライトや音の出る機器を設置する

⑥ 人感センサー式のライトや音の出る機器を設置する

夜間に人が近づくと自動で点灯するセンサーライトは、侵入者への心理的な抑止効果が期待できます。
窓やドア、柵などを開けようとした衝撃で大音量の警報を鳴らすアラームや、地面に敷き詰めて人が踏むと音の出る「防犯砂利」という商品もあります。
庭や玄関前、建物の裏側など、侵入経路になりそうな場所に設置するがおすすめです。

⑦ 侵入対策を強化する

⑦ 侵入対策を強化する

玄関や窓など開口部の鍵は、住まいの防犯対策の要です。

・1つのドアに鍵を2カ所設置する(1ドア2ロック)
・防犯サムターンを取り付ける
・防犯性能の高いシリンダーに交換する
・窓に格子や補助錠を設置する
などを組み合わせることで、防犯性を高めることができます。

特に築年数の経った住宅では、一度鍵の種類を確認してみるのも良いでしょう。
鍵をポストや植木鉢の下に隠す運用をしている場合は、今すぐ止めましょう。

⑧ 鍵の掛け忘れ・紛失対策を行う

⑧ 鍵の掛け忘れ・紛失対策を行う

「鍵を掛けたか心配になる」
「鍵をなくしてしまうことがある」
「そもそも鍵を掛ける習慣がない」
そんなお悩みには、スマートロックも選択肢の一つです。

商品によっては、
・オートロック機能
・暗証番号で解錠
・スマートフォンで施錠状況を確認
・家族への通知
などの機能を備えたものもあります。

他にも、鍵の掛け忘れ対策には、施錠状態が視覚で分かるアイテムやセンサーの活用、ドアを押し引きして施錠を確認する習慣作りもおすすめです。

防犯対策は「家族で話し合うこと」も大切です

防犯対策は「家族で話し合うこと」も大切です

防犯設備を整えることはもちろん大切ですが、それ以上に大切なのは、家族で暮らしの安全性を高めるためにどんなことができるか話し合うことです。

「何に警戒すべきか」
「困ったことがあったら誰に相談するか」
などを共有しておくだけでも、安心感につながります。

敬老の日をきっかけに、家族みんなで防犯について話しあってみてはいかがでしょうか。
このコラムを印刷して、「今できていること」にチェックを付けてみるのもおすすめです。

□ ① 家族で「訪問者対応のルール」を決める
□ ② カメラの映像で相手を確認する
□ ③ 通報機能や音声案内付き機器を取り入れる
□ ④ 代理応答機能付き電話で特殊詐欺に備える
□ ⑤ 見守り機器を活用する
□ ⑥ 人感センサー式のライトや音の出る機器を設置する
□ ⑦ 侵入対策を強化する
□ ⑧ 鍵の掛け忘れ・紛失対策を行う

防犯対策・鍵のご相談は当店へ

当店では、
・防犯性の高い鍵への交換
・補助錠の取り付け
・スマートロックや防犯センサーのご相談
・ご自宅の防犯診断
など、防犯に関するご相談を承っています。

「実家の防犯対策を見直したい」「高齢の家族が安心して暮らせる環境を整えたい」とお考えの方は、お気軽にご相談ください。


※「錠」と「鍵」の表記について
錠前(錠・ロック・lock)は、扉などに取り付けて締める金属、機械的または電子的な部品をいいます。鍵(かぎ・キー・key)は、錠前を施錠・解錠する(操作する)ための器具をいいます。ここでは便宜上、日常的な会話に合わせて、鍵と錠前をまとめて「鍵(かぎ)」と記載している場合があります。